真宗佛光寺派 明教山しんしゅうぶっこうじは みょうきょうざん

昌藏院しょうぞういんについて

真宗佛光寺派 明教山 昌藏院しんしゅうぶっこうじは みょうきょうざん しょうぞういん

当院は、親鸞聖人を開山とする浄土真宗(南無阿弥陀仏 なむあみだぶつ)の教えです。
京都市の四条烏丸より徒歩5分、仏光寺通りの名の元となった本山佛光寺門前の山内寺院に位置する六院家の一つで、一名角坊(すみのぼう)と称します。

昌藏院の庭園について

昌藏院は、元治元年(1864)1月晦日の元治の兵火の際、本山に会津藩士が立てこもったと思った長州藩が大砲を撃ち込み、山内寺院と共に焼失しました。
現在の本堂は、明治に東京へ移った宮家の遺宅を移築したものです。中庭は、昌藏院譜代門徒の第七代小川治兵衞の手がけたお庭です。七代目は琵琶湖疏水を利用して平安神宮神苑・円山公園・無鄰庵等を作庭しました。
 
当院の庭に疏水は引き込んでいませんが、雨の日には雨水が流れ、古都の趣きがあって美しいものです。

住職からのご挨拶

令和七年(2025)4月に京都昌藏院第23代住職を継職しました、物部顕紹です。
兵庫県神戸市の高福寺で副住職を16年勤め、令和2年に母の実家の昌藏院に入りました。

お寺は精舎といい、ビハーラ(くつろぐ)の意味があります。
家に帰れば荷物を置いて、飾りもはずしてホッとくつろげるように、お寺に参って人生の重荷をおろし、かざらない私がそのまま仏さまにいだかれてホッと一息できるのがお寺です。

お寺の多い京都の中心地で、仏さまの教えを皆さんと一緒に聞ける、地域に開かれたお寺にしてゆきたいと思っています。